フランクリン・ローズヴェルトから学ぶ
ニューディール政策を進めて世界恐慌にたちむかい、第二次世界大戦で全体主義諸国と戦い、戦後の国際秩序の方向性を指導し4選をはたした唯一の大統領フランクリン・ローズヴェルトにフォーカスしました。
彼はアメリカ史上唯一の身体障がいをもった大統領であったことはご存知でしょうか。車椅子姿の写真や映像を嫌い、メディアもあえて報道しなかったといいます。
1920年大統領選挙で、民主党の副大統領候補となったが敗北、妻と子どもに囲まれた家庭生活にもどったとき突然、小児麻痺またはギランバレー症候群※1と推定される病に冒され、下半身が動かなくなったのです。リハビリや温泉治療の効果もあって回復をみせ、なんとか歩行できるまではなりました。
彼は少年時代、お金持ちの名門生まれで庶民との交流ゼロ、エリート意識の高い人だったと言われますが「この悲劇のあと、傲慢さが消え、他人の言葉に耳を傾けるようになった」と親交のあるパーキンス女史※2は証言したそうです。
彼の偉大さは自信、エネルギー、行動力、楽天性、絶え間ない努力、最後まで消化不良をおこさないことにあったといいます。
現在、トランプ大統領の関税引き上げ宣言により(日本でも)株が乱高下し、ネガティブな未来予想図を描いている方も多いと思います。なんとなく不安な時に彼のような自信、エネルギー、行動力、楽天性、絶え間ない努力、最後まで消化不良をおこさないことが参考となるのではと個人的には思います。
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※1 神経は、脳や脊髄といった「中枢神経」と、中枢神経から分かれて全身に広がっていく「末梢神経」の大きく2つに分類されます。ギラン・バレー症候群とは、末梢神経の障害によって、力が入らない、感覚がわかりにくい、しびれるなどの症状を起こす病気です。
多くの場合、発症前1ヶ月以内に風邪症状や下痢といった感染症の症状(先行感染)がみられます。わが国での発症率は年間10万人あたり1-2人で、やや男性に多い傾向があります。小児から高齢者まで、あらゆる年齢層で発症する可能性があります。神経症状発症から4週間以内に症状はピークになり、その後回復が始まり元の状態に戻っていきます(図1)。ただ、重症例では呼吸筋の麻痺、自律神経障害(重度の血圧変動、不整脈など)により生命にかかわる場合もあり、死亡率は約1%、約20%の方は発症から1年後にもなんらかの障害が残存しています。再発は2-5%の方にみられます。ギラン・バレー症候群 | みんなの医療ガイド | 兵庫医科大学病院
※2シカゴのセツルメント運動の拠点であるハル・ハウスでの活動経験があり、生活困窮者と出会い貧困の実態を日々実体験しながら知った。そのことが自己責任ではなく、社会問題として貧困を捉える視座を養い、労働運動を 1929 年の大恐慌に対して実施されたニューディール政策へ盛り込むことに努力した。ニューディール政策は国家介入の景気浮揚策として評価されるが、この政策推進の大きな柱の一つが労働者の権利拡大や労働環境の改善であり、特に、失業給付・老齢年金・貧困層への福祉対策などを含んだ社会保障法を成立させたのである。www.jssw.jp/archives/event/conference/2011/59/abstract/pdf/59_241.pdf

