リーガルソーシャルワークで活用したい社会資源

今回は更生保護を支える民間ボランティア・施設・団体も重要な社会資源を紹介します。第一に最も耳にすることが多い保護司です。その職務は保護観察を受けている人と面接を行い指導・助言を行うこと、刑務所や少年院に入っている人の帰住先の生活環境の調整、犯罪予防の啓発など多岐にわたっています。第二に女性ボランティアの更生保護女性会です。更生保護女性会は家庭や非行問題を住民と考えるミニ集会の実施、子育て支援地域活動、保護観察対象者の社会貢献活動・社会参加活動への協力、更生保護施設・矯正施設の訪問など多様な活動を展開しています。第三に青年ボランティア団体のBBS会(Big Brothers and Sisters Movement)です。BBS会は兄や姉のような身近な存在として「ともだち活動」などを行っています。第四に協力雇用主は定職に就くのが容易ではない保護観察対象者や更生緊急保護対象者をその事情を理解した上で雇用し、改善更生に協力する民間の事業主です。更生保護施設、自立準備ホームに代表される「更生保護施設等」、そして、広報活動を中心に前述した関係機関のバックアップを行う更生保護協会も活用したい社会資源です。

保護司は、非常勤で一般職の国家公務員ありながら給与は支給されておりません。「いのちの電話」のボランティアもそうですが無報酬であるボランティア活動です。ボランティアの方と連携する際は最大限のリスペクトをもって接したいと肝に銘じています。傍楽では更生保護の相談や社会資源のご紹介を行っておりますのでご連絡ください。

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